省燃費ラベリングについて
最近よく聞く「エコタイヤ」という言葉。そのエコ度の指標を表す「省燃費ラベリング制度」についてご説明いたします。
省燃費ラベリング制度
省燃費ラベリング制度は2010年にJATMA (一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)が業界自主基準として定めたものです。タイヤ購入時に、低燃費タイヤの性能がひと目で判るようにグレード(等級)分けをラベル表示したものがラベリング制度です。
低燃費タイヤ
「転がり抵抗性能」が「AAA」・「AA」・「A」の3等級、「ウエットグリップ性能」が「a」・「b」・「c」・「d」の4等級に分けられこのいずれかに当てはまるものが「低燃費タイヤ」となり「低燃費タイヤマーク」が付けられています。
一般的に「転がり抵抗性能」と「ウエットグリップ性能」は相反するもので、転がり抵抗性能を上げると、ウエットグリップ性能は下がる傾向にあります。
ラベリング制度が始まったときは、「転がり抵抗性能(省燃費)」に注目が集まりましたが、いまはどちらかというと「ウエットグリップ性能(安全性)」が重視されているように感じます。